全国の蚕桑シルク産業分野の専門家が重慶奉節に集まり、共話産業の高品質発展

図は奉節県人民政府県長の強義勝氏の挨拶。肖江川摂

2023中国（重慶）蚕桑シルク産業高品質発展大会が19日、重慶奉節で開催された。全国各地から専門家が一堂に会し、蚕桑シルク産業の質の高い発展を語り合った。

今回の大会は「科学技術革新エネルギー、多元融合発展」をテーマとし、開幕式及び主旨報告、テーマ講演、蚕桑シルク産業の高品質発展円卓対話などの活動を通じて、知能蚕桑産業の高品質発展を支援した。

図は中国工程院士、武漢紡績大学学長の徐衛林氏が主旨報告を行った。肖江川摂

会議では、中国工程院院士、武漢紡績大学学長の徐衛林氏、国家蚕桑産業技術体系首席科学者、中国蚕学会理事長の代方銀氏が、それぞれ「産業チェーン革新を強化し、シルク産業の質の高い発展を推進する」「デジタルカイコ：種業科学技術の自立から応用革新へ」と題し、主旨報告を行った。

重慶は全国十大蚕区の一つで、現在22の区・県で桑を栽培し養蚕しており、桑園の面積は60万ムー前後で安定している。現在までに、重慶にシルク工業園区が6カ所建設され、シルク絹織物の生産量は2400万メートル余り、繭シルク産業の年間総合生産額は50億元を超え、20万人余りの雇用を牽引している。蚕桑シルク産業は重慶で農業の発展を促進し、農村経済を繁栄させ、農民の豊かさを支援する基幹産業となっている。

奉節県は三峡ダム区の腹心に位置し、全国で最も早く桑の養蚕と機織りを行った地域の一つである。近年、同県は蚕桑産業の発展を高度に重視し、基地建設から労務雇用、金融保険に至るまで、一連の政策を打ち出して全方位的に支持している。同県はすでに「会社+基地+農家」の産業体系を形成し、全県の蚕桑栽培規模は11万ムーに達し、2022年に養蚕は8万枚に達し、繭生産は380万キロに達し、生産額は5億元に達し、3万世帯8万人の増収を牽引した。

図は契約式。肖江川摂

第1陣の国家革新型県の一つとして、奉節県は一部の大学及び科学研究院と協力して、知能蚕桑養殖システムを開発し、3.0バージョンにアップグレードし、養蚕効率は28倍に向上し、良質な繭率は92%に達した。蚕桑産業は科学技術の賦能によってコストを大幅に下げ、品質を大幅に上昇させることができる。

「奉節蚕桑シルク産業の発展は歴史が古く、基礎が厚く、数千年来、民間の桑栽培養蚕製糸が盛んになり、途切れることがなかった」奉節県人民政府の強義勝知事は、同県は全力を尽くして現代蚕桑産業体系を構築し、高効率蚕桑基地、知能蚕桑生産ラインの建設を推進し、小蚕の集中共育、カイコの省力化飼育などの新技術により、全国の革新型知能カイコ桑県の構築を加速させる。

（出所：中国新聞網）