アディダスの第2四半期の中華地区の収入は16%下落

8月5日、アディダスが発表した年中公告によると、2021年第2四半期のアディダスの収入は51.5%増の50.77億ユーロだった。その中で、EMEA地区、北米地区の収入はいずれも高い2桁の成長を遂げ、ラテンアメリカ地区の収入は230.1%と急速に増加した。注目すべきは、大中華地域が唯一のマイナス成長地域となり、売上高は前年同期比15.9%下落したことだ。

ソース：アディダス公式サイト

明らかに、この結果は前年同期の高基数に加えて、今年勃発した新疆綿事件とも関係がある。年初に明らかになった綿花事件は、アディダスの中国市場の業績にある程度影響を与え、前年と違って高い成長を維持したが、逆に16%下落した結果をもたらした。

アディダスは中国市場を逃したほか、4年ぶりの「落第」を経験した。近日発表された2021年の「フォーチュン」世界500強ランキングで、3年連続でランクインしたアディダスは今年は姿を消し、スポーツ会社ではナイキだけがランクインし、321位にランクインした。

それでもアディダスは2021年通期の業績に自信を持っている。アディダス側によると、グループは依然として新型コロナウイルスの感染拡大と地政学的な影響を受けているが、上半期の急速な成長の恩恵を受け、アディダスの2021年通期の売上高は20%増加する見込みで、純利益は14～15億ユーロに達し、これまでの12億5000万～14億5000万ユーロを上回る見通しだ。