カルフール、アジア製衣類の仕入れ調整で60%を維持

フランスの「フィガロ紙」1月7日付報道によると、現在、フランスの一部の大手デパートや大手ディーラーは、ヨーロッパに近い地中海沿岸諸国で既製服の供給メーカーを探す予定だという。

仏仏モールの責任者は最近、欧州地中海沿岸都市ファッション商談会に参加した際、仏仏店の既製服の95%がアジアで加工生産されており、今後は地中海沿岸諸国で高級ファッションを生産し、生産サイクルが短い生産メーカーを探していく考えを示した。

カルフールグループのテキスタイル担当のガディオール氏によると、今後カルフールが販売する既製服はすべてアジアから入荷することはなく、カルフールは60%をアジアからの入荷を維持し、残りは必要に応じて地中海沿岸諸国で小ロット生産する。

ガディオル氏は、中国は賃金上昇で魅力が低下しており、中国自身の工場も他国に移転しており、フランスに近い地域の方が在庫管理が容易だとみている。

　　コメント：

30年来、世界の紡績衣料資源の配置はずっと移転状態にあり、中国のアパレル業が自分の価値曲線を探し始め、ブランド建設に着手すると、欧米の仕入れ業者はまたコスト圧力に迫られ、経営戦略を調整した。

想像に難くないが、新しいグローバル産業資源構造が次第に現れ、中国の服装が国際競争に介入するプロセスが本格的に出航するだろう。

責任編集：vivi